日々、只、善き哉。 第0話 
Saga of the Western Engines 前編 ~1930-40s’  僕らのいた風景~ - 13/13

 再掲『日々ただ』、ふたりの過去を(妄想で)描く番外長編、前編。オリバーとトードが本土にて、大西部鉄道に所属していた時の話です。オリーは今より青く、トードはつんけんしていた頃。要はふたりとも若かった日々の話。

 あまりにも原作とかけ離れた話でおまけにクソ長いため、再びサイトに出すかどうか迷ったのですが、紙の再録本は廃版にしたのでもう一度上げることにしました。驚異の約42,000字。しかもこれでまだ半分。冒頭にある通り一気読み非推奨。しおり機能とかなくてすみません……。

 あ、駅員さんとかクルーとか兄妹機とかオリバーの名前の由来とか、全部原作には微塵も出てきてない、私の適当な妄想なので、くれぐれも本気にしないでくださいね。特に人間は名前つけないとリアルに動きが書けなかったんだよ……ゆるして。人物については別途紹介ページにあります。

 オリバーの前半生は先の戦争とがっつり被るので、一応戦記物っぽい体を成していますが、イギリスの地理も鉄道とWW2の歴史背景も色々と適当です……多少現実より盛ってるところがありますが、まあもともと我々の現実と地続きの世界線であるはずがないので気にしないでください。そこまで詳しくないわりには、よく筆が乗ってここまで盛り上げたなと思う(自画自賛)。

 さてそんな、一見戦争も終わって大団円のハピエンを迎えた『日々ただ』エピソード0ですが、察しのいい読者はお気づきの通り、本当の地獄はこれからでございます(鬼畜)。すなわち私にとっても再度4万字超の再校閲・再掲という、ちょっとした地獄が待っているわけですが頑張ります……。